頭痛と漢方|川口市の漢方外来は養神堂クリニック

漢方専門医対応・電話相談OK・薬の宅配OK

養神堂クリニック

診療受付

  • 火・木
    10:00~16:00
  • 詳しく見る
  • アクセス
  • 0482261600

様々な症状と漢方

頭痛と漢方

頭痛の多くは、生活習慣、ストレス、体質などが原因となって発生するといわれています。しかし、そのメカニズムは、いまだ明確に解明されていません。今日では、群発性頭痛、筋緊張性頭痛、片頭痛の3つに分けて治療します。一般的には鎮痛剤が使われますが、鎮痛剤は症状を一時的に緩和する対症療法であるため、体質改善や生活指導などのカウンセリングに期待する人も少なくありません。

 

漢方では頭や脳のことを「清陽[せいよう]の府」と呼んでいます。「清陽」とは、脳をはたらかせるために欠かせないエネルギーや栄養物質を指し、何かの原因によって、この清陽が頭に到達できなくなるために頭痛が起こると考えられています。

 

清陽に影響を与えるものの1つはストレスです。ストレスを受けると、自律神経をつかさどっている肝[かん]が影響を受けます。肝のはたらきが低下すると、自律神経が乱れて脳血管運動が異常を起こして頭痛が発生します。高血圧による頭痛もこの中に入ります。2つめの原因は冷えです。冷えを感じると血管が収縮するように、清陽も影響を受けて頭痛が起こる可能性があります。3つめは水分代謝の異常です。水分の過剰摂取などによって体内の水分が停滞すると、水分だけでなく清陽のエネルギーも停滞を起こし、その反応として頭痛が起こります。

 

本症の場合、鎮痛剤をのんでいたのではいつまで経っても埒(らち)が明かないと悟られ、漢方に期待される方が殆どです。確かに漢方には頭痛に対する用薬が数多あり、根本的治療になります。

 

この場合も、頭痛の要因をその人の全体像から見極める必要があります。頭痛のほかに何があるか、たとえば、冷え、のぼせ、めまい、口渇、利尿の減少などです。女性の場合は悪血の存在が頭痛の要因になっていることがよくあります。この場合はやはり駆瘀血剤が根本治療となります。悪血が駆逐されると身体全体の健康に良いことは、先に述べた通りです。

ページトップへ戻る